日本トランスオーシャン航空(丸川潔代表取締役社長、JTA)の関西―石垣路線が4日、1994年9月4日の就航から20周年を迎えた。JTAは同日、正午すぎの石垣到着便で南ぬ島石垣空港に降り立った乗客に記念品を贈呈し、記念セレモニーを行った。
関西直行便は94年9月4日の関西空港の開港と同時の就航。搭乗客は2006年に100万人、12年には150万人を突破。これまでに167万人余の乗客を運んでいる。
この日、奈良県から2泊3日の日程で初めて石垣島を訪れたという森脇義之さん(55)・祥子さん(51)夫妻が乗客を代表してセレモニーに出席、JTAから青とピンクのジンベエジェットのモデルプレーンをプレゼントされた。
森脇さん夫妻は「友人から住みたいくらい、すごくいいところと聞いて訪れた。沖縄に来るのが初めてなので、これから起こることすべてが楽しみ」と話した。
丸川社長はセレモニーで「東京に続いて関西もぜひという地元の強い思いと、関西の方々に八重山の魅力を知ってもらいたいという私たちの思いが一つになって直行便が実現した。地元の皆さんと関西の八重山ファンに育ててもらった路線。これからも八重山の経済振興に役立ちたい」とあいさつ。中山義隆市長は「関西方面からのさらなる送客に力添えを」と期待した。