石垣島の名産品をリデザインする「USIO Design Project(ウシオデザインプロジェクト)」(石垣市主催)のデザイン審査報告発表会が13日夜、WWFサンゴ礁保護研究センターしらほサンゴ村で開かれ、対象となった10品のデザインが発表された。今後は商品化に向け色など、細かな部分を調整し、来年4月に販売を開始する予定。
同プロジェクトは島の加工食品、工芸品、農水産物などの特産品を新たな視点で見直し、石垣島・八重山地域独特の文化と魅力を再発見することが目的。
島の特産品46品から絞り込んだ「石垣の塩」や「石垣島のパインアップル」など10品に431点(クリエーター204人)のデザインの応募があった。
中山義隆市長は「リデザインのなかで島の特産品がどのように生まれ変わるのか楽しみ」とあいさつした。
審査員の一人、㈱スマイルズの遠山正道代表取締役社長は「商品そのものが魅力あるものなので、より多くの人が手に取りたくなるようにデザインでサポートできればうれしい」と述べた。
母から受け継いだ油みその味を守りながら、「あんまぁーのアンダーミシュ」を作っている大泊食品の2代目・宮良玲子さんは新たなデザインに「素朴ながらとても優しさを感じる。地元の人だけでなく、観光客など多くの人に油みそに親しんでもらいたい」と話した。
詳細はホームページ(http://usioproject.com/product)。
対象となった特産品10品とデザインが採用されたクリエーターは次の通り。
▽石垣の塩=IDEA N DESIGN▽琉球泡盛「月虹」=ハム▽石垣島のパインアップル=Stoneup▽油みそ「あんまぁーのアンダーミシュ」=本田篤司▽本当に真面目なツナフレークス=Paz(写真上段左から)