【東京】第41回マーチングバンド・カラーガード全国大会(一般社団法人日本マーチングバンド協会主催)が14日、さいたまスーパーアリーナで開かれ、県代表で出場した石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部は中学生(小編成)の部で金賞、八重山高校カラーガード部が銀賞に輝き、全国頂点の大舞台で有終の美を飾った。 総勢52人の石垣第二マーチングバンド部は「Baile Ardiente~永遠なる情熱~」のテーマ通り、自らの情熱を精いっぱい表現してみせた。ステージを終えて神健太部長は「最高に楽しかった。3年生は控えめでコミュニケーションが少なく、部員同士すれ違いもあったが、雰囲気を感じることを大事にしてきた。父母や学校や地域の支えに感謝している」と充実したステージを振り返った。
顧問の大浜安功教諭は「伝統の積み重ねを部員一人一人が自覚を持ち精神的に乗り越えた。部員たちは内にたぎる情熱があった」また「指導者、父母、地域、学校の『四輪駆動』の歯車がかみ合った」と喜びを語った。
八重山高校カラーガード部17人は、八重山の空と海のブルーが映える衣装で登場、「Clash~空と海の間(はざま)で~」をテーマに、スリリングで力強い演技で大自然の姿を表現した。
前年までの指導者が県外に転居したため、今年は監督も兼任した金城なつみ部長は「結果は私たちが望んだものではなかったが、一人一人が楽しんで演舞することが今回の目標だった。周囲の支えがあったからここまで頑張れた」とステージを振り返った。
顧問の比嘉真貴子教諭は「これまでとは違う環境の中で生徒たちは本当によく頑張った」選手たちの健闘をたたえた。