【糸満】大浜中学校出身の宮國雄一朗さん(27)=糸満市在住=がこのほど、日本プロゴルフ協会(PGA)の資格認定プロテストに合格した。宮國さんは6度目のチャレンジで合格し、「プロの資格を取るのが最終目的ではない。テレビで放映されるような、ツアーに出て活躍できる選手になりたい」と抱負を述べた。
宮國さんは4日、合格の報告を兼ねて帰省し、中山義隆石垣市長を表敬訪問する。
宮國さんは、石垣市登野城に住む宮國勝行さん(55)、田恵子さん(64)夫婦の長男。兵庫県生まれ。阪神淡路大震災後に避難先として家族で石垣島に移住。八島小学校3年から中学卒業まで石垣島で暮らした。
ゴルフは12歳で始めた。進学先の長崎日大高校と山口県の萩国際大学(山口福祉文化大学の前身)でゴルフ部に所属。大学4年の時には、全日本パブリックゴルフ選手権、中四国学生ゴルフ選手権で優勝している。
プロテストは8月18日から4日間、広島カントリー倶楽部八本松コースで行われ、137人が挑戦。宮國さんは5オーバー47位タイで合格を果たした。
宮國さんは現在、糸満市のパームヒルズゴルフクラブに勤務。練習するコースではアイアンを得意とし、ドライバーの飛距離は280ヤード。今後は、来月から始まる日本ゴルフツアー機構(JGTO)の出場資格を得る予選会のクォリファイングトーナメント(QT)に挑戦、来年度の本格的なツアー参戦を目指している。