大きめのサーフボードの上に立ち、オールを使ってこぐスタンドアップパドル(SUP)を取り入れる観光業者や愛好者らが増加していることを受け、愛好家ら12人が1日、SUPの事故を防止しながら競技を普及させようと、八重山スタンドアップパドル協会(津村力会長)を設立した。
同日午前、石垣港離島ターミナル第1会議室で設立総会が開かれ、競技大会の実施や、業者や初心者を対象にした講習会を開催していくことを決めた。
SUPはハワイ発祥のマリンスポーツ。十数年前から日本でも競技人口が増加、八重山でも大会が開かれている。初心者でも楽しめる一方、7月には鎌倉や奄美大島で沖合に流され、溺れて死亡する事故が起きている。
津村会長は「SUPは競技人口が増え、観光メニューとしても利用されている。事故を防ぎ、安心して楽しんでもらえるよう、講習会などでインストラクターのスキルアップを図り、質の高いサービスを提供できるようにしたい」と話した。
同協会によると、個人で楽しむ愛好家のほか、観光プログラムとして取り入れている事業者もいるが、全体は把握できていない。このため、個人や事業者の入会を呼びかけている。問い合わせは事務局の松本晃一さん(090ー8325ー3226)。
会長以外の役員は次の各氏。
▽副会長=山下秀之▽理事=嘉良直三、北島清隆、平良静男、髙倉大、徳岡大之、豊口敏彦、仲田森浩▽監事=小山豊、槇山裕子▽事務局長=松本晃一