文部科学省が小学校6年生と中学校3年生を対象に4月22日に実施した2014年度全国学力・学習状況調査で、石垣市は小学校の算数Aで全国平均、国語A・Bで県平均を上回ったことが分かった。25日午後、市教育委員会で発表した玉津博克教育長は「小学生の成績が大きな伸びをみせており、冠鷲プロジェクトの成果が出ている。中学校へも波及させていきたい」と述べた。
小学校6年生(474人)の算数Aの平均正答率は80.6%で全国平均を2.5ポイント上回ったが、県平均には0.3ポイント及ばなかった。国語Aは72.6%で県平均を0.6ポイント、同Bは55.2%で県平均を0.7ポイント上回った。
中学校3年生(512人)は全教科で全国、県平均に及ばなかった。これに対して市教委学校指導課の宮良永秀課長は「きょうデータが示されたばかりでまだ分析できていないが、27日の臨時校長研修会までにはしっかりと分析し、発表したい」と話した。
玉津博克教育長は「学校、地域、家庭で取り組んだ総合力が成果に表れたと思う。今後も一体となって取り組みを進めていきたい」と述べた。