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石垣ダム、水位低下 あと数日で使用不能か

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貯水量が7万8000㌧に減少している石垣ダム=25日午後1時すぎ

 落雷被害による平喜名揚水機場の送水停止で宮良川から取水ができなくなっている農業用ダム、石垣ダム(有効貯水量40万㌧)は25日現在、貯水量が7万8000㌧にまで減少した。石垣島土地改良区(理事長・中山義隆石垣市長)によると、実際に利用できるのは3~4万㌧。このままだと、あと数日で使えなくなる恐れがあることから、改良区は同ダムがカバーする宮良川西から野呂水の範囲の農家に対し、さらなる節水を呼びかけている。同施設の復旧は当初予定の9月12日から9月9日に早まる見通し。改良区は14日から石垣ダムを配水圧を下げて給水制限を行っているものの、なお1日当たり1万㌧の利用がある。改良区は名蔵ダムの送水管に接続し、25日午前から1日当たり2000~2500㌧の供給を受けているが、それでも現在の使用量を満たすことはできない。

 一方、宮良、白保地区に農業用水を配水している宮良配水池への送水について、改良区は「早急に対策を準備したい」としているが、現在のところは有効な手段がないという。

 平喜名揚水機場の復旧は当初予定より早まる見通し。現在、那覇市内でモーターを修理しており、9月8日にモーターを設置してポンプの試運転を行い、翌9日から送水を再開する予定だ。

 改良区によると、サトウキビなどの干ばつ被害は確認されておらず、被害が出る恐れがある場合は、石垣島製糖と協力して散水車で対応することにしている。

 中山理事長は25日、改良区事務所で会見し「農家には不便と迷惑をかけているが、理解と協力をお願いしたい」と述べた。


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