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来年度までに295人増員 認可化を促進、施設整備

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敷地内に新園舎が建設され、来年4月から認可保育園として開園する保育園こどもの家=20日午後、石垣市平得

 石垣市内の認可保育園の受け入れ枠が2011年度から拡大している。市児童家庭課(運道徹課長)によると、待機児童の解消に向けて11年度から認可外保育園の認可化促進を本格化、県安心こども基金を活用して認可化に伴う施設整備や認可園の増改築を支援しており、15年度までに295人分の定員枠が新たに確保される見通しだ。このほか、みやら保育園(定員85人)、まきら保育園(同60人)を分園して定員を拡大する計画も検討している。

 市内の保育園は現在公立7園、認可10園で計1165人の定員枠。保育を必要としながら入所できなかった待機児童は60人いるが、保育園に預けて働きたいという保護者の潜在的待機児童は600人とみられており、受け皿整備が課題となっている。 

 同課によると、11年度に「なごみの広場保育園」が新規開園、12年度に「緑ケ丘保育園」が認可化に伴う園舎新設、13年度には認可の「あいの保育園」と「みやら保育園」が増改築され、この間に認可保育園の定員が175人増えた。

 14年度は、認可の「みよし保育園」が建て替えを行っているほか、認可外保育園の「こどもの家」が認可化に伴う園舎新設に着手しており、それぞれ来年4月に開園する。さらに認可の「やしの実保育園」も14年度から15年度にかけて新増改築する予定。これによって120人分の定員増となる。

 認可保育園になると、厚労省の基準に基づいて施設整備が行われるほか、資格を持った保育士も定数を満たすことになるため、保育内容が充実する。

 来年4月、定員80人の認可保育園として開園する保育園こどもの家の仲本敦子園長は「施設も人員も充実され、より安心、安全に保育ができるようになる。今後も地域に根ざした保育をしていきたい」と話している。

 新しい園舎には保育室、調理室、事務室のほかランチルーム、遊戯室が新たに設けられる。受け入れ児童も1~4歳を0~5歳児に拡大する。


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