「豊かに かがやき 響き合う 八重山(ばがーすま)の みーどぅん(女)びぎどぅん(男)」をテーマにした第16回まるざーフェスティバル(同実行委員会主催)が17日、石垣市総合体育館メインアリーナで開かれ、大勢の市民が訪れた。今回は、女性を中心としたグループ21団体が参加し、▽医療・福祉・人権▽生活・環境▽子育て・教育▽産業・経済▽女性の地位向上―の5グループに分かれ、パネル展示や体験などを通して活動をPRした。
このうち子育て・教育グループでは、石垣市文庫連絡協議会や児童文化サークルくにぶん木の会など4団体が、絵本の読み聞かせやエプロンシアター、人形劇などを行い、子どもたちの人気を集めた。
産業・経済グループは、特定非営利活動法人(NPO法人)ジャパンハーブソサエティー八重山支部のアロマクリームやキッチンロープ、ハーブリース作り、いつよ会のコースター作りなど体験コーナーがあり、参加者たちが思い思いに作品を仕上げた。
舞台では、京都きもの学院沖縄本校石垣教室の砂川長子さん(57)と村本洋子さん(34)による着付け舞や、いつよ会とのコラボミニファッションショーなどがあり、来場者の関心を集めた。
ミンサーのコースター作りに、娘の望央(みお)ちゃん(4)と挑戦した末次史歩さん(36)は「娘が初めての体験で張り切っている。端の部分をそろえるのが難しく、織子の人たちはすごい」と感想を語った。
同フェスティバルの発起人で石垣市文庫連絡協議会の潮平俊会長は「それぞれの団体が違いを認め合って目標を確実にし、意識を高める良い機会になっているように思う。それぞれの成果が見える」と話していた。
開会セレモニーでは辻野ヒロ子実行委員長は「男女共同参画社会実現のために行政、地域、市民がスクラムを組んで平和で豊かな社会づくりを目指していきたい」とあいさつ。AED48isgのダンスなども披露された。