17日に行われた第96回全国高校野球選手権大会の沖縄尚学の初戦には、石垣第二中学校出身の安里健選手(3年)が4番・三塁手で出場、祖父、光雄さん(80)と祖母、サチさん(75)は石垣市新川の自宅でテレビ観戦し、孫の活躍に声援を送った。
安里選手は四回裏、1死一塁の場面で2打席目を迎え、初球の外角の直球を右前にはじき返し、一、三塁とチャンスを広げた。安里さん宅では光雄さんらが「おー」と歓声を上げた。
沖縄尚学はこの後、5番の久保柊人選手の内野ゴロの間に西平大樹選手が三塁から返り、追加点を挙げた。
安里選手は六回裏には、1死三塁から初球の変化球を打ち返し、三塁から中村将己選手を迎え入れ、1打点を挙げた。
試合後、光雄さんは「見応えのある試合だった。健はまだ半分の力も出せていないようだ。実力を出し切り、このまま勝ち続けて決勝までいってほしい」、サチさんは「最高の試合。次の試合では本塁打を打ってほしい。決勝戦は甲子園でパーランクーを持って応援したい」と話し、孫の活躍を喜んでいた。