石垣島への出店を準備している沖縄ファミリーマート(大城健一代表取締役社長)は10月10日、石垣市の大川と平得、真栄里の4カ所で最初の4店舗をオープンさせ、11月上旬には同新川と登野城で2店舗をオープンさせる。本紙の取材に同社広報は「11月以降も順次オープンさせる」と答えた。沖縄ファミマが出店時期や場所について具体的に明らかにしたのは初めて。同社は、来年2月までに市内で15店舗を出店する計画。(砂川孫優記者)
■雇用は三ケタ
沖縄ファミマによると、10月に▽730記念碑前店(大川)▽石垣ゆいロード店(石垣)▽石垣市中央運動公園前店(平得)▽石垣八重山支庁前店(真栄里)—の4店舗を同時にオープン。
11月上旬には▽石垣新川シード店(新川)▽石垣登野城仲道店(登野城)—をオープンさせる。
製造から配送までを一元化する中食・パン工場・物流センターは建設が進んでおり、9月末までに完成の予定。
雇用は、10月の4店舗で最大80人、同センターで約100人を見込む。
ファミマののぼりなどを見て出店予定地を知ったという久松ひとみさん(49)は「仕事や家事などで日々忙しい。(ファミマの)ATMや航空チケット機能が充実しているので利用する。(どのコンビニを利用するかは)主婦層は利便性を考えて決めると思う」と語った。
■話題持ち切り
毎日コンビニを利用しているという大海月(みつき)さん(14)は「オープンしたら絶対に行く。学校ではどこに、いつ出店するかの話題で持ち切り。どんな食べ物があるか楽しみ」と笑顔。
笠原未来(さき)さん(13)は「ファミマがたくさんオープンすれば石垣島がコンビニだらけになってしまう。先行きは不安です」と心配した。
沖縄ファミマ広報・マーケティング室の比嘉智室長は「石垣島に出店するからには、多くの地元の方々に働いてほしい。今後の出店計画は、地主やテナント管理者、オーナー側との契約も進んでいる」と話した。