八重山三市町婦人連合会(金城綾子会長)主催の「第5回八重山地区婦人の主張大会」が17日午後、大川公民館で開かれ、石垣市と竹富町各単婦から7人が出場。審査の結果、「地域あげての避難訓練に守られて」をテーマに熱弁を振るった曽根田容子さん(祖納)が最優秀賞に輝き、友利里枝さん(新川)、東信子さん(宮良)が優秀賞を受賞した。曽根田さんと友利さんは、9月19日に那覇市の琉球新報ホールで開かれる中央大会に出場、東さんは原稿審査で参加する。
同大会は、日常生活で地域が抱えている課題や婦人会活動、防災など諸問題の解決に向けて意見を発表し、女性の地位向上や男女共同参画社会の実現を目的に毎年開催されている。
7人の発表者は、仕事や家庭、地域の課題などをテーマにそれぞれの思いや意見を堂々と発表。最優秀賞の曽根田さんは、地元公民館が実施する避難訓練の重要性を取り上げ、「訓練を行うたびに住民の防災に対する意識が変化。訓練で見えた課題を行政に要請することで整備が実現した。海に囲まれた島なので、家族や地域を守る避難訓練は重要で発見がいっぱいある。すべての集落に広がってほしい」と訴えた。
受賞後、曽根田さんは「(受賞は)地元の方々の協力のおかげ。どの地域でも防災訓練は役立つことなので、その重要性を中央大会でも訴えたい」と意気込んだ。
会場には、各婦人会の会員や市民約200人が訪れ、発表者の意見に真剣な表情で耳を傾けていた。