親元を離れて島の自然と触れ合い、ほかの参加者と衣食住をともにする「アドベンチャーキャンプ」(石垣青少年の家主催)が16日、山原川河口の砂浜で始まり、石垣市と竹富町の小中学生6人が参加している。
同キャンプは昨年度に続いて2回目。今回は防災の要素を取り入れ、災害時にライフラインが断たれた状況を想定した活動を取り入れている。
キャンプは1泊2日で行われ、参加した子どもたちは、近くの避難場所を確認したり、荒川の滝でエビ捕りに挑戦したりと多彩に活動。昼食時には、缶詰の空き缶を飯ごう代わりにして米を炊く体験も行われた。
2回目の参加となる畑井楽(らく)君(11)は「(ご飯は)ちょっと固かったけどおいしくできたので100点満点」と笑顔。
初参加の与儀和花(のどか)さん(12)は「こういう経験をすることは少ないので、参加していて楽しい。缶でご飯を炊けることが発見でき、災害時に役立てられる」と感想。
同家の佐野清貴専門職員は「周囲にあるものを工夫すれば、キャンプができるということを知り、災害に備える力を考えてほしい」と話した。