八重山台湾親善交流協会(石垣久雄会長、会員81人)は16日夕、石垣市健康福祉センターで定期総会を開き、来月14日に石垣市民会館大ホールで開く台湾員林舞踊団公演の受け入れなどを盛り込んだ事業計画を決めた。
舞踊団一行の滞在費は、同協会が負担することになっており、同協会はチケットの売り上げと冊子の広告費で捻出する計画。石垣会長は販売に対して会員の協力を求めた。
本年度は台湾留学の促進、島内の台湾ゆかりの地訪問も予定している。
会員からは「経済界も巻き込んでもっと交流を積極的にしなければならない。石垣台湾間の航空運賃の低減、貨物船への乗船についても要請し、盛んに行き来できるようにしてもらいたい」との意見もあった。
総会の冒頭、石垣会長は「来年は名蔵入植80周年を記念し、台東高校生舞踊団の公演を受け入れようと計画を始めている。台湾留学も勧め、若い人たちの交流も盛んにしていきたい」とあいさつ。
八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆石垣市長は「台湾との交流は皆さんの活動で勢いが出ている。行政としてもタイアップしたい」と述べた。
■チケット販売
八重山台湾親善交流協会は9月14日に開く台湾員林舞踊団公演のチケット販売を開始している。公演は午後2時、午後7時の2回。1人1000円。
公演は、同協会が員林鎮で昨年7月20日に行った「八重山の歌と踊り台湾親善公演」がきっかけで実現。彰化県員林鎮の高校生を中心に総勢41人が石垣市を訪問し、舞踊を披露する。
石垣会長は「員林の高校生らが来島し、舞踏を披露する。公演を見て交流を深めてほしい」と呼びかけている。問い合わせは同協会(82―8419、石垣市文化協会内)。