世界平和の鐘の会沖縄県支部(大濵博文支部長)は15日、新栄公園内の世界平和の鐘鐘楼で「終戦の日」平和祈念鐘打式を行った。子どもたちも参加し、「毎日、平和でくらせるようにします」と誓い、力いっぱい鐘を打ち鳴らした。
式には支部会員や市の部課長、石垣混声合唱団、幼児スクール竹の子クラブの園児、児童が参列。石垣混声合唱団が平和への思いを歌に託して合唱した後、正午の吹鳴に合わせて全員で1分間の黙とうをささげた。
幼児スクールから参加した子どもたちは「みんなで戦争は絶対にしない」との思いを込めて折ったという千羽鶴を大濵支部長に贈呈。
大島舞桜(まお)ちゃん(5)と小林琉音(るね)ちゃん(6)が「八重山平和祈念館で戦争マラリアの恐ろしさを知りました。紙芝居の『はだしのゲン』で原子爆弾のことを知りました。戦争はみんなの楽しい生活を奪ってしまう、怖いものです」とメッセージを読み上げた。
大濵支部長は「過去にあった悲惨な事実を知る日でもある。過去の事実を次世代に引き継ぎ、世界の恒久平和を発信したい」とあいさつした。