▽…満潮の時間帯と重なった今年の忘勿石之碑慰霊祭。海水にぬれるのを避け、岩場をよじ登る参列者の姿があった。80歳の平田一雄同碑保存会会長は「自分はまだ元気で登れるが、遺族の多くは高齢で、岩場を移動するのは難しい」と話す。遺族のなかには岩場を移動するのを断念し、浜辺から忘勿石之碑の方角に手を合わせる人もいるという。一日も早い安全な進入路の整備などが求められている。
▽…県教育長参事兼中頭教育事務所所長の逮捕で八重山教育事務所の黒島一哉所長が集まった約50人の郡内小中学校の校長に陳謝した。県教育庁の玉榮恒雄小中人事管理監が事件概要を説明。最後の意見交換で出席した校長らに質問が求められたが挙手はなかった。出席者のなかには、自身の夏休みを切り上げ、旅行先から戻ってこの日の公聴会に出席したという校長も。
▽…平喜名揚水機場の送水停止で、農業用水を受けられなくなった石垣ダムは、1日1万㌧以下の配水量に抑えても、あと18日程度しかもたない。揚水機場の復旧には1カ月。それまでの12日間、どう対応するのか。石垣島土地改良区は名蔵ダム、底原ダムから補給できないか国、県と調整している。ぜひ実現を。