6日から3日間、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構で開かれた「高校生のための素粒子サイエンスキャンプ」(同機構・奈良教育大学共催)に、八重山高校2年の上西凜太郎君(17)=新川=が参加し、14日午後、修了証に当たる「博士号認定証」を手に同校の本成浩校長に参加報告を行った。
同キャンプには22人が参加。物質を構成する最小単位である素粒子について講義を受けたほか、本格的な研究にも挑戦。上西君は素粒子を見つけ出す手順や方法を同世代の高校生とともに研究し、最終日の9日にその成果の発表をした。
上西君は「同世代と突っ込んだ話ができ、刺激になった。将来は先端医療など、医者の道を目指したい」と抱負。10月には県高等学校文化連盟が主催する科学賞作品展への応募も予定している。
本成校長は「県外の同世代と勉強できたことには大きな意味があった」とたたえた。