大潮と満潮が重なり、ここ数年で潮位が最も高くなった12日早朝、郡内の港や低地帯で岸壁などが海水に漬かった。
石垣市八島町の護岸や浜崎マリーナでは同日午前7時49分、海面が岸壁と同じ高さにまで上昇。打ち寄せる波で陸地が一部冠水した。
八島町で釣りをしていた男性(36)は「自分が立っているところと海面が一緒で変な感じ。こんな現象は初めて」と驚いた表情で話した。
午前の満潮時刻を迎えた浜崎マリーナでは、係留された船が岸壁と同じくらいの高さになった。
石垣島地方気象台では、11日の満月の前後は大潮の時期に当たり、15日にかけて潮位がここ数年で最も高くなるとして6日に注意情報を発表。「海岸や河口付近の低地では浸水や冠水の恐れがあるので引き続き注意してほしい」と呼びかけている。