獅子の霊力で旧盆後の邪気を払い、地域住民の無病息災を願う伝統行事「イタシキバラ」が旧盆明けの11日夜、郡内各地で行われた。
このうち、石垣市の真栄里公民館(川平真章館長)では午後7時30分から公民館広場で「獅子パーシィ」が行われ、地域住民や観光客など約300人が詰めかけた。
広場を塩で清めたあと、真栄里伝統芸能保存会(仲大盛吉幸会長)が勇壮な獅子舞を披露。会場を駆け回り、訪れた人々を沸かせた。
また、ヤリや棒、アンガマのツヅミなどを行い、旧盆明けの伝統行事を締めくくった。
川平館長は「恒例の獅子パーシィで迷える霊を無事に後生まで送り届けられたと思う」と話した。