南の島の星まつりウイークのイベント「隕石(いんせき)展開催記念講演会」(南の島の星まつり実行委員会主催)が9日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラで開かれ、北海道名寄市のなよろ市立天文台名誉台長の山田義弘氏が「地球にやってきた星、隕石」と題し講演した。市民40人余が聴講した。
山田氏は「地球に落下する隕石のふるさとは小惑星帯で、2013年2月にロシアに落ちた隕石は地球が誕生した46億年前と同時期に形成されたもの」と述べた。
また、地球に落下する隕石の種類について石質隕石が93%、鉄隕石が6%、石鉄隕石1%と紹介したうえで、「石鉄隕石のなかでもパラサイトは家が一軒建つほどの価値があるものがある」と魅力について語った。
講演終了後は、八重山博物館で開催中の「隕石展」(10日まで)での隕石重さ当てクイズの発表があり、正解者の関塚信行さんと小学生の福原心南(こなみ)さんに1947年2月にロシアに落下した「シホテアリン隕石」(ケース入り7㌘)が贈られた。