第49回交通安全子供自転車全国大会(全日本交通安全協会主催)が6日、東京ビッグサイトで開催され、沖縄県代表として出場した明石小学校が団体で4年ぶり、2度目の日本一に輝いた。個人では、鈴木媛香さん(6年)が2位、宮根帆音さん(5年)が3位入賞を果たした。同校は8日午後5時20分着の飛行機で帰島する。
明石小学校の優勝は2010年開催の第45回大会以来で、全国大会は7年連続13度目の出場となっている。
団体戦で同校は、鈴木さんと宮根さん、入米藏まいさん(5年)、竹原瑚子さん(3年)が出場。
4人は、学科で20点の減点を受けたが、実技の安全と技能をパーフェクトでクリア。タイムも9分17秒77と2位に約40秒差をつけて優勝した。
個人では、減点がなかった6位までの上位者がタイムで競い、鈴木さんは1位に8・72秒差、宮根さんは13.88秒差だった。
メンバーの中で唯一の6年生の鈴木キャプテンは「自分が所属しているうちに全国優勝ができて良かった。今までの練習の成果を出しきれた。実技中はみんなの応援を心に留めて挑んでいた。優勝の瞬間は信じられなかった」と振り返った。
大会前、やり切ることを児童らに伝えていた金谷菜採監督は「9人全員が全国大会に行き、出場できない選手も一丸となって獲得できた日本一。児童らはすごく頑張ってくれた」と健闘をたたえた。
同校の徳村恵子教頭は「日頃の練習の成果を十分に発揮してくれた。保護者や地域の応援のおかげ。本当に感謝したい」と喜んだ。