本格的な観光シーズンを迎える中、八重山保健所管内ではハブクラゲやカツオノエボシなど海洋危険生物による被害が多発傾向にあり、保健所では注意を呼びかけている。
今年は特に竹富町の各島での被害報告が多いため、町自然環境課では防災無線で遊泳者に注意を喚起している。
保健所によると、ハブクラゲ被害は7月末までに31件発生している。例年、ハブクラゲなど海洋危険生物による被害は6-9月に集中するため、昨年1年間の42件を上回るペースで発生している。
また、発生件数31件のうち、6割に当たる20件は竹富町の各島で発生しており、同課の與那城博さんは「今年は竹富町内での被害報告が多いが、実際はその倍以上だと思う。遊泳する際は十分に注意し、応急処置をする際の食酢も準備してほしい」と注意を呼びかけている。