8日の旧盆入りを前に石垣市内の大型店などでは、仏壇に供える果物や料理の材料などを買い求める客でにぎわい始めている。台風12、11号の相次ぐ接近で品薄が心配された旧盆商品や生活物資も、5日入港の船でほぼ入荷した。
市内の大型店では旧盆コーナーを設け、仏壇に供えるバナナやスイカ、パインアップルなどの果物を大量に陳列。買い物客は品定めをしながら、買い求めていた。
2日に旧盆コーナーを設けたマックスバリュやいま店の仲宗根英人店長によると、売れ筋は、果物類や、天ぷらの芯や三枚肉などの食材関係という。
旧盆商戦のペースは例年と変わらないが、台風による船便の欠航を心配してか、離島からの買い物客の出足が早めだとか。
台風の影響で遅れが懸念された旧盆商品や生活物資の入荷については「2日の入荷予定から遅れていた商品が5日の船で入荷した。旧盆中は品不足は起こらないと思う」と話した。
タウンプラザかねひで石垣店の新垣直哉店長も「生鮮類など賞味期限が短い物以外は先週末に前倒しで入荷した。鮮魚などが不足しているが、冷凍物で対応できる」として、大きな影響はないとの見通しを示した。