社会教育について市教育委員会に助言などを行う石垣市社会教育委員会議(半嶺当永議長)は、夏休み期間中の子どもたちの学習を支援してほしいと、市内すべての公民館に協力を呼びかけている。 新栄町婦人会(當山房子会長)が公民館を開放して独自に学習会を開催しており、子どもたちから「涼しいし、集中できる」「みんなと勉強できる」と喜ばれている。
半嶺議長によると、これまでに委員から地域や公民館の取り組みの充実を求める声があり、7月上旬の定例会で全公民館に呼びかけることを決めた。市教委いきいき学び課はドリル学習に使用するプリントなどを用意しており、「気軽に連絡してほしい」と話している。
新栄町婦人会では4月から独自の学習会を計画。夏休み前から新川小学校にチラシを配布するなどして周知してきた。4日の学習会には26人が参加。當山会長や入福濵芙佐恵副会長ら3人が子どもたちの学習を見守った。
幸地帆歌(ほのか)さん(新川小4年)は「家でも勉強するけど、ここの方が集中できる。みんなで勉強できるからいいなと思う」、大泊優奈さん(同2年)は「涼しいし、友達もたくさんいるから楽しい。来年も開いてほしい」と笑顔をみせた。
當山会長は「地域の子は地域で育てることが大事で、それが地域力につながっていく。この輪がほかにも広がれば」と期待。半嶺議長は「教える必要はない。場所を提供して子どもの安全を見守ってほしい。できる限りで協力をお願いしたい」と話している。
問い合わせはいきいき学び課(83-0373)。