9月27日の任期満了に伴う石垣市議会議員選挙(8月31日告示、9月7日投開票)の立候補予定者説明会(主催・市選挙管理委員会)が7月31日、市役所第2会議室で開かれ、これまでに出馬の意向を示している29人全員の代理人らが出席した。告示まで残り1カ月。ほかに立候補の動きはなく、29人で22議席を争う公算が大きくなっている。11日からは、立候補届け出書類の事前審査が始まることから、選挙戦に向けた準備が加速しそうだ。
立候補予定者29人は現職19人、新人9人、元職1人。ほとんどが貸店舗や自宅などに事務所を構え、組織態勢を強化。予定候補者はあいさつ回りを行うなど、支持固めと票の掘り起こしに東奔西走している。
今回は、情報が拡散できるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使い、近況を報告したり写真を添付したりして名前の売り込みを図るなど、従来にない動きが出ている。
市議会の勢力は現在、与党13人、野党7人、中立系2人となっており、今選挙でどう変化するかが焦点の一つ。
与党側が現有勢力を維持、あるいは拡大することができるかどうか。与党系15人が当選すれば、3常任委員会の委員長を独占し、かつ各委員会で委員の過半数を確保できる“絶対安定多数”となる。
一方、野党側は現職3人が勇退するため、現職の立候補予定者は4人に減少する。新人が穴埋めして現状を維持できるか、あるいは劣勢を挽回できるかどうかが注目される。
市議選告示の8月31日は、市役所第2会議室で午前8時半から午後5時まで届け出を受け付ける。投票日の9月7日は、午後8時半から石垣市総合体育館メインアリーナで開票が行われる。
市選管によると、6月1日現在の有権者数は3万7180人(男1万8481人、女1万8699人)。