【黒島】八重山広域市町村圏事務組合(理事長・中山義隆石垣市長)主催の「黒島ふれあい星空観望会」が26日夜、黒島多目的広場(黒島牛まつり会場)で開かれた。舞台で多彩なイベントが行われた後、星空観望会では会場のライトを一斉に消すと星空に天の川や無数の星が鮮やかに現れ、来場者を魅了した。
観望会は与那国島、波照間島、西表島に次いで4回目。同組合副理事長の川満栄長竹富町長は「黒島で満天の星を満喫してほしい。黒島は芸能も豊富で人情豊かな島であり、島の魅力を世界に発信していきたい」とあいさつ。
舞台では、仲田かおりさんのライブが繰り広げられたのをはじめ、黒島フラガールのフラダンスや、黒島婦人会による舞踊「ペンガントゥレ節」が披露された後、FMいしがきサンサンラジオのパーソナリティー、花城智子さんが黒島に伝わる民話「パイガ星と夫婦星」を朗読。
この後、照明が消されると、起伏がない地形の黒島の夜空に満天の星が浮かび上がり、石垣島天文台の宮地竹史所長と民間非営利団体(NPO)八重山星の会の通事安夫代表理事がレーザーを照射しながら星の名前や星座などを説明した。
会場には島民をはじめ観光客ら約150人(主催者発表)が来場し、黒島の星空を堪能した。