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「あがろうざ節」集い 

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「あがろうざ節」を歌う小学生ら=6月29日夕、マフタネーぬ二代目アコウ木緑地

 登野城五町内会(冨永竜也会長)主催の「二代目アコウ木再生記念第15回あがろうざ節を唄う集い」が6月29日夕から夜にかけ、とぅぬすく村マフタネーの二代目アコウ木緑地で行われた。3年ぶりに再生されたアコウ木緑地で、八重山を代表する登野城村発祥の子守唄・教訓唄「あがろうざ節」を奏で、唄とともにアコウ木を継承していく思いを新たにした。

 

二代目継承を誓う

 初代アコウ木は2022年6月23日、枯死して根元から倒木。その後、5町内会はアコウ木再生事業を立ち上げ、倒木箇所近くで見つかった初代アコウ木の苗3本を育て、うち2本とともに住民から提供された育成40年の盆栽アコウ木1本を植えた。あがろうざ節に唄われるクニブンギ(シークワーサー)なども植栽し、アコウ木緑地として再整備した。

 集いでは再生事業の成果報告を行った後、同事業と集いに貢献した6個人・2業者に感謝状を贈呈した。冨永会長は「初代アコウ木は倒木したが、再生プロジェクトで2代目アコウ木緑地へと生まれ変わった」と感謝、「戦後80年の節目に恒久平和とともに青少年健全育成と緑地継承の役目を果たしていく」と誓った。

 この後、舞踊を含め18組が緑地前に立った。唄三線のトップバッターを務めたのは八重山古典音楽安室流協和会河上美奈子研究所に通う井上美海琉さん(新川小6年)、前宇根底風花さん(平真小5年)、前田彩帆さん(同)、上原華さん(同)、元いちかさん(八島小5年)、小松美尋さん(同)の児童6人。

 人前で「あがろうざ節」を唄うのは全員初めてだったが、このうち前宇根底さんと上原さんは「最初は不安だったが、弾いていると、温かい拍手をもらったので緊張せずに唄うことができた」と笑顔をみせた。

 感謝状受賞者は次の皆さん。

 ▽感謝状受賞者=天久美智江(地権者)、㈱八電工社長・嵩原督(整地への協力)、喜舎場茂(盆栽アコウ木の提供)、黒島弘(男性最多司会者)、宮城依里子(女性最多司会者)、河上美奈子(最多出場者・伴奏者)、宮良清晃(横笛演奏)、㈲八拳警備保障代表・冨永若子(高額寄付者)


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