2001年から始まった石垣島凧あげ交流会が25年も続いている。第1回は5月に開催されたが台風接近で会場を真喜良小体育館へ移し屋内で走り回って凧をあげ、凧自慢で盛り上がった▼2回目から気象台のデータを活用、梅雨明けのカーチバイ(夏至南風)の時期なら台風は少ないと6月最後の日曜日に定めた。おかげでコロナ禍の2年間の休止を除き今回の第23回まで事なきを得てきた▼本交流会には皆出席の武田守弘さんを筆頭に顔なじみが多く、寝たきりにならない限り、お陀仏するまで参加すると中には家族の介添えを受けながら来島、凧あげに興じていらっしゃる方も▼長期滞在者も多く石垣島での凧あげを検証考察、まとめて凧の会報に発表されている吉永明夫さん。子どもの本の老舗・福音館からベストセラー絵本「スーパーのレジぶくろでつくる・ほねなしカイト」を出した蒲倉一郎さんも、毎回早々に来島し市の保育園、こども園で凧作り教室を開き住民との交流を続けている。今年も川原小、伊野田小で凧教室を開き歓迎された▼皆さんが口をそろえておっしゃるのは、島の風、空と海、人情、美味な食べもの▼台湾有事と騒がなければ、凧あげのために石垣島に移り住みたいと真顔で話す方も。本日の凧あげ交流に良風が吹きますように。(仲間清隆)
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