国が3月から放出している備蓄米が石垣市内のスーパーでも28日、店頭に並びだした。国産ブレンド米(1袋5㌔)の品名で、価格は3680円(税込み3974円)。コメ価格が高騰する中、消費者からは「5㌔3千円台は、お手頃な感じがする」と喜びの声が挙がった。
米卸売事業者は、市内に備蓄米を入荷する準備を進めてきたが、関係者によると数量には限りがある。今後の流入量は、政府の継続的な放出量や県内流通量のバランスをみながら石垣島に入ってくるという。国産ブレンド米は、二つ以上の異なる品種や産地のコメを混ぜた「複数原料米」を指す。
28日、コメの陳列棚で国産の備蓄米とアメリカ産米の価格を見比べていた女性(69)は国産ブレンド米を購入し、「お米が切れたので安い米を探していた。主婦は値段に敏感。アメリカ産も安かったけど、国内産を買った。今の時期で3千円台はお手頃」と話した。
また、備蓄米は竹富町西表島の小売店でも販売が計画されている。