辞意を固めていたとされている竹富町の川満栄長町長が22日夕、町議会事務局に預けていた23日付の辞表を取り下げたことが町議会の野党8人でつくる「竹富町未来を考える末広の会」(通称・末広会、新田長男会長)への取材で分かった。川満町長は22日、町役場に姿を現さず、電話取材にも応じていない。
これを受けて、末広会は百条委員会設置に向けた作業を加速させる見込み。
同会によると、23日付の辞表は9日に町議会に提出され、町議会事務局が預かっていた。22日夕、川満町長から電話で撤回の申し出があり、返却したという。
川満町長の辞意は同会が15日に記者団に説明。川満町長は「ノーコメント」としてきた。18日には西表島西部で支持者と会合を持っている。
西表西部に住む川満町長の支持者からは「辞職する必要はない」「辞表の取り下げは良いことじゃないか」との意見が出ている。