日銀那覇支店の松野知之支店長は18日、石垣市内のホテルで「沖縄・八重山における経済の現状と今後の展望」と題して講演し、南ぬ島石垣空港開港以降の好調な観光に関連して「人づくりの文化と仕組みをつくり、学ぶ現場を構築することが大事だ」と強調した。
松野支店長は、経済指標を紹介しながら「沖縄が日本一元気。その中でも一番元気なのが八重山、石垣島ではないか」と話した。
松野支店長は、中長期的なポイントとして真っ先に人材育成を挙げ、観光面での人材育成とおもてなしに言及。「観光客はがっかりすると二度と来ない。逆に喜んだ人は何回も来るだろう」と指摘した。
その上で松野支店長は「今年の八重山観光の中身が将来を決める。その意味で今年が正念場。企業努力で観光客の期待に応えるサービスを提供すれば、将来の観光需要を2倍、3倍に伸ばせる」と話した。
講演会は石垣市商工会、日本電信電話ユーザ協会八重山地区協会が主催した。