7月に入り、連日猛暑が続いている。台風8号が接近する7日まで石垣島では33度から34度までの高温状態が連続。この暑さで熱中症患者も発生。県立八重山病院から八重山保健所に入った報告によると、12日までに14人が熱中症の症状を訴え、医療機関で手当てを受けている。保健所では熱中症の予防対策として炎天下での長時間の作業を避け、こまめな水分の補給と適度な塩分の摂取を呼びかけている。
県八重山保健所によると、熱中症患者は例年6月1日から集計を取っており、患者は今月12日までに14人(男性12人、女性2人)発生している。うち3人は2~3日間の入院・治療を受けている。
また、患者の約4割を建設工事現場などで働く作業員が占めている。
昨年は6月1日から9月30日までの4カ月間で36人の熱中症患者が発生している。
熱中症の症状はめまいや筋肉痛のほか、重症化すると吐き気や頭痛を訴え、意識混濁となる。
このため、保健所では熱中症対策として屋外で作業する場合はこまめに水分を補給することや屋内でも熱中症が発生していることからエアコンなどを使って部屋に熱をため込まないように工夫するよう呼びかけている。
熱中症が疑われる場合は涼しい場所で安静にし、医療機関で受診するよう話している。