地球温暖化による海面温度の上昇で台風の発達度合いが異常に拡大している▼平素の台風対策は泥縄式で、それでもこれまでは無事だった。ところが台風８号で初めて出された特別警報には、こちらも緊張し対策にも力が入った▼台風時には枝を切る程度で済ませていた庭を今回は造園士たちが街路のヤシの葉を結わえつけているのを参考に、花は葉で包み込むように結わえ、細くて折れそうな幹は添え木を当て、近くの花木どうしをまとめて縛るなど工夫してみたら通過後の片づけが楽になった▼住宅もアルミサッシのレール溝が旧式で浅く、台風のたびに、窓枠の下内側にタオルなどをきっちり詰め込まないと室内は横殴りの雨で水浸しになることが多かった▼今回は室内のタオルに加えて外側の窓枠沿いに布製ガムテープを貼ることで吹き込みを防ぐことができた。ただ見た目が服などのクーシャビリ（継ぎはぎ）に似ているので奥さま方には抵抗があるかもしれないが試してみる価値はある▼ただガムテープは、長く貼っておくと、剥がした跡が汚れて残るので台風通過後に、すぐ剥がすといい。わが家では、高い所にある台所の換気扇の排気口のテープをはがすのを忘れたために、調理熱で溶かされ、べとべとが取れず閉口している。特別対策は試練も続く。（仲間清隆）
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