【与那国】第25回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(与那国町主催)は最終日の6日、シロカワカジキ109㌔1本の釣果があり、初日のバショウカジキ3本と合わせ計4本の釣果で幕を閉じた。表彰式後には、6時間かけて蒸し焼きにした100㌔級のクロカワカジキの丸焼きがふるまわれ、20分足らずでなくなった。
トローリングの部は、この日、シロカワカジキを釣り上げた与那国町の前西原好弘さん(49)=チームマリントップ、瑞宝丸=が初優勝。磯釣りは阿久津慎吾さん(36)が、中嶺正八さんの4連覇を阻止し、優勝を果たした。
6日は、台風8号の接近でリタイアする艇が出たため、初日より2艇少ない25艇が午前7時の号砲と同時に久部良漁港を出港。
前西原さんがシロカワカジキをゲットしたのは午前11時すぎ。その後は、久部良漁港の本部席に朗報は届かず、午後4時で競技終了となった。
大会出場は10年ぶりという前西原さんは表彰式で満面の笑み。「今回は那覇から兄弟や親戚などが来島し、妻や船長の夫人も同船し応援してくれたおかげで優勝できた。良いポイントを選択してくれた船長にもお礼を言いたい」と喜びを語った。
アトラクションでは、航空自衛隊音楽隊の演奏、宮良康正さんと長間孝雄バンドによるコンサートが行われた。
大会の成績は次の通り。
▽トローリング=①前西原好弘(チームマリントップ・与那国町)109㌔②植手章(チームイン・ザ・ミラー・愛知県)30㌔③岡田功(チームだけじゃねえテイジン・大阪府)29㌔▽大物賞=前西原好弘(マリントップ、与那国町)109㌔。
▽磯釣り=①阿久津慎吾(与那国町)33㌔②伊藤啓志(岐阜県)30.8㌔③仲嶺成八(与那国町)12.9㌔▽親子釣り①金城ファミリー2.9㌔②安里ファミリー2.1㌔。