29日から31日までの3日間、茨城県の神栖(かみす)市文化センターで開かれる第38回全国高等学校総合文化祭「いばらき総文2014」(同実行委員会主催)に出場する八重山商工高校郷土芸能部(砂川らな部長、部員21人)と八重山高校郷土芸能部(名嘉夏海部長、部員37人)が連日、猛練習に励んでいる。
両部とも平日は放課後の約3時間、休日は休憩をはさんで約6時間を練習に充て、けいこには早くも本番さながらの熱気が漂っている。
全国大会で八商工は「果報ぬ世ば給ぅられ」をテーマに種子取祭の芸能を披露、八重高は「今日が日ば 黄金日ば」の演目で黒島の保里集落に伝わる芸能を発表する。
八商工の砂川部長は6月14日の壮行公演で手順にミスがあったといい、「本番では緊張感を持って取り組みたい。一人一人が雰囲気を楽しみながら全力を尽くし、国立劇場を目指したい」と抱負。
12日に壮行公演を控えている八重高の名嘉部長は「2、3年生にとっては最後の全国大会で、これまでしてきたことの集大成になる。一人一人が心からの笑顔で演舞し、日本一を取れるように頑張りたい」と意気込んでいる。