農業用ダムの多面的機能のPRなどを目的とした石垣島ダムまつり(同実行委員会主催)が6日、名蔵ダムで開催された。今回で9回目。湖面を利用したウェイクボードコンテストやカヌー体験のほかマーチング、エイサー、郷土芸能など多彩な催しもあり、大勢の家族連れでにぎわった。
まつりは午前10時から行われたオープニングセレモニーで、島内五つのダムから集めた水を樽(たる)に注ぎ、ダムの安全を祈願。実行委員長で石垣島土地改良区理事長の中山義隆市長は「積極的に参加して楽しいひとときを」とあいさつした。
湖面でカヌー体験をした子どもたちは「こぐのが大変だったけど、楽しかった」「水が気持ちよかった」と満足した様子。ウェイクボードコンテストでは、参加者がダイナミックな技を披露した。
堤体ではバンド演奏、マーチングバンド、郷土芸能などが披露され、名蔵ダム近隣集落からは名蔵青年会が創作エイサーの演舞をみせた。
このほかダムに関するクイズ、乗馬体験、ダム周辺の生き物展、気象、消防放水体験などいろいろなコーナーがあり、参加者らを楽しませた。