【那覇】与那国町の外間守吉町長ら県内離島5町村長が27日午後、県庁に川上好久副知事を訪ね、琉球エアーコミューター(RAC)の機材更新計画を支援するよう要請した。RACは、2015年度から3年間で50人乗りの機材を5機購入する予定。
外間町長は「与那国では荷物、カジキ、郵便物が積めない。予約もいっぱいで大変な状況」と訴え、機材拡大に理解を求め、川上副知事は「離島振興と観光は、提供座席数が大きなポイント。全面的にバックアップして国に要請していきたい」と応じた。
RACは現在、39人乗り4機、50人乗り1機の計5機を保有し、石垣-与那国、与那国-那覇など県内12路線で運航。機材の更新時期を迎えたことから15年度から国75%、県25%の補助を受けて50人乗り機材を購入する計画だ。県によると、15年度に予定している2機については国交省が要望通り予算化する方向だという。
与那国-石垣路線は、13年に日本トランスオーシャン航空が運航をRACに移管したため、ジェット機(150人乗り)からプロペラ機(39~50人乗り)に機材が変わり、貨物や住民の生活、観光面などで影響を受けている。