鮮やかな緑色が特徴のガ「キョウチクトウスズメ」が27日、石垣市内でみつかった。日本トンボ学会監事の渡辺賢一氏によると、東南アジアに広く分布するが、年によっては八重山まで広がるなど分布域が一定しない。「迷チョウならぬ迷ガ。この時期に見られると、増える可能性がある」と話している。
このガは、羽を広げると約8~9㌢になる大型の種類。幼虫はキョウチクトウ科のキョウチクトウやニチニチソウなどを食し、8~9㌢に成長する。
市内大川の㈲桃原建材の敷地内で成虫を見つけた同社の川田洋史さん(42)は「迷彩柄のようで、色鮮やか。珍しいと思った」と話した。