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ヤシガニ保護条例施行 石垣市議会

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採決に先立ち、ヤシガニ保護条例案や廃棄物の処理・清掃に関する条例の一部改正案などについて審議内容の説明があった本会議=24日午前

 石垣市議会(伊良皆高信議長)は24日、6月定例会の最終本会議を開き、一定期間を除きヤシガニの捕獲を禁止するヤシガニ保護条例案や、アルミ缶など資源物の持ち去りを禁止する一般廃棄物の処理・清掃に関する条例の一部改正案など10件を全会一致で、フィッシャリーナ利用料を定めた条例改正案の1件を賛成多数で、それぞれ可決した。ヤシガニ保護条例は同日中に施行された。

 ヤシガニ保護条例は、適正な資源管理で保護し、持続可能な活用につなげようと制定され、解禁期間(9月1日~11月30日)以外の捕獲を禁止する内容。

解禁期間は胸長40㍉㍍以上、55㍉㍍未満のオスのみの捕獲が可能となる。重さにすると、500~1000㌘程度になる。

 担当の水産課は今後、禁漁期間や捕獲可能サイズなどの資料を居酒屋など取扱店に配布、説明するなどして周知徹底を図る。

 市は7月までには、解禁期間にかかわらず全面禁止措置がとれる保護区を、伊原間以北の西海岸に設定したい考え。10万円以下の罰金を科す罰則規定は、保護区設定から3カ月後の施行となる。

 一方、廃棄物処理条例の一部改正案の採決に先立ち、同案を審議した経済民生委員会(上門孝子委員長、委員7人)は11月1日の施行日までに▽速やかに資源化物の収集・運搬に関する実態調査を実施し、調査結果に基づいて必要な措置を講じること▽資源化物を収集している生活困窮者に対し有償ボランティアなどの支援措置を講じること|を求めた。

 ヨットや遊漁船などの係留施設、フィッシャリーナの料金を定める漁港管理条例の一部改正案には仲嶺忠師氏が「利用者に十分な説明がなされておらず、行政の押し付けになる」として反対。箕底用一氏、東内原とも子氏が賛同した。

 任期満了に伴い、監査委員に大濵博文氏(73)=石垣市平得=を選任した。


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