困難を克服してまちづくり事業へ積極的に取り組み、地域の活性化に大きく貢献したとして石垣市商工会青年部(平良勝幸部長、部員97人)が九州と全国の商工会青年部連絡協議会・連合会から表彰された。2021年に新型コロナウイルスワクチン接種に従事するスタッフへ、島の食材を使った「感謝の弁当」65食を無料配布し、医療従事者へ感謝を伝えた事業が評価された。
コロナ禍で活動が思うようにできなかった同部は、農業生産者や飲食店経営者の部員のネットワークを生かして、ワクチン接種向上に尽力する医療スタッフへ地元食材を使用した弁当を配布することを決め実行した。この事業が九州と全国で認められ、それぞれ昨年9月、11月に表彰された。
平良部長ら役員が3日、中山義隆市長に報告を行い。「ワクチン対応されている方々にお礼がしたくて企画した。役員最後の年度に顕彰状をいただけて感無量」とうれしそうに話した。
中山市長は、「(弁当の無料配布がワクチン接種の)モチベーションを上げたと思う。接種対応された方々も喜んでいた」と改めて感謝した。