飲酒運転撲滅の取り組みを競う企業・飲食店対抗甲子園(石垣市交通安全推進協議会など主催)で20日、石垣産和牛の生産販売を行う美崎牛本店(美崎信二代表)が「モー許しません飲酒運転」と宣言し、第一号となる取り組みを開始した。美崎代表は「商品や車にシールを張りまくってお客にメッセージを届けたい」と意気込んでいる。
対抗甲子園は7月18日まで。協議会は推進団体に加盟する事業所120社、飲食店150店に取り組みを促し、ハンドルキーパー運動や従業員への交通安全教室などの啓発活動を点数化して表彰する。
美崎代表は同日、協議会会長の中山義隆石垣市長を訪ね、「新聞を見て、野球が好きなので身近に感じた。私たちにもできることがあればと思い切ってステッカーを作った。お客さんに対して飲酒運転はダメですとアピールし、少しでも飲酒運転を減らしていきたい」と語った。
同社は、飲酒運転撲滅に取り組む自社を「美崎バッファローズVS社会悪ドランカーズ」と表現。「素敵(ステーキ)な家族をウシなわないでー」と警告している。
中山市長は「斬新なアイデア。他の企業もやる気になってくれれば、飲酒運転根絶の大きな動きになる」と期待した。