八重山公共職業安定所（内野和久所長）管内の11月有効求人倍率は1・59倍で前月から0・12㌽上昇し、今年度最高値を記録した。13カ月連続で1倍超の高い水準となり、人手不足が続いている。毎年、年度末に向けて求人が多く出る傾向があることから、同所はマッチングに力を入れる。気軽に相談するよう求人・求職双方に呼び掛けている。
11月の新規求職者は前年同月比12・6％（26人）減の181人で月間求職者は854人。新規求人は同8・0％（38人）増の514人で月間求人数は1360人となり、求職者1人当たり何件の求人があるかを示す月間求人倍率は1・59倍となった。
新規求人で多くなった業種は製造業28人で前年同月比64・7％（11人）増、宿泊業・飲食サービス業195人で同比15・4％（26人）増だった。一方で卸売業・小売業は27人で同比35・7％（15人）減となった。
内野所長は「年末年始を迎え、求人数が増加している。年度末に向けて有効求人倍率は上がり、引き続き人手不足が続くだろう」との見通しを示した上で求職者に「今後、就職しやすい時期。勤務条件の交渉なども行うので気軽に相談を」と促し、求人者には「労働条件の見直しなど引き続き魅力的なＰＲを検討してほしい」と求めている。