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結成30年記念し演奏会 いしがき少年少女合唱団

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透き通ったハーモニーを奏でる団員=24日午後、市民会館中ホール

 いしがき少年少女合唱団結成30周年記念・第29回定期演奏会が24日、市民会館中ホールで行われた。団員12人のうち10人が舞台に立ち、透き通るようなハーモニーを奏で、会場は大きな拍手に包まれた。混声合唱団「海音」も賛助出演し、30年の節目に彩りを添えた。

 同合唱団は1992年11月、市教育委員会の主導で「いしがき少年少女合唱団」の名称を「いしがき児童合唱団」に改めて活動を開始した。当時の団員は121人だった。

 2010年には再び現在の名称に変更。ほぼ自主運営で活動を続けている。年2回の演奏会のほか石垣市の行事など内外の音楽イベントにも参加している。92年当時から砂川富貴子さんが指揮者として指導。この間、団員は延べ1000人を超えているという。

 定期演奏会は9月4日に予定していたが、台風の影響で延期になっていた。新型コロナウイルスの影響に伴い、マスクで表情がみえないというもどかしい練習にも耐え、繰り返し練習して本番に臨んだ。

 クリスマスソング、沖縄のわらべ歌、クリスマスソング、宮良長包作品、内外の名曲など17曲を披露。終了後もロビーで歌声を響かせた。来場者のうち50代男性は「心が洗われた」と感激の様子だった。

 3年前に入団したという崎濱秀成さん(石垣小2年)は「少しドキドキしたが、まーまー良かったと思う。今後も続けたい」と話した。

 小学5年から活動を続けている江原野の花さん(八重高3年)は「笑顔で楽しく歌うことができた」と満足そう。「歌が上手になり、みんなで練習してそろった響きになると楽しい。演奏旅行の機会もあるので学校の外で友だちの輪が広がるところも醍醐味」と合唱団の魅力をPRした。

 砂川さんは「アッという間だった」と振り返り、「曲づくりを通して魂がつながり、感じられる。それによって精神的に豊かになっていると感じられる。演奏旅行では交流が深まる。すべて音楽がつなでいてくれる」と語った。


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