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小学校で県平均上回る 市議会6月定例会

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 石垣市議会(伊良皆高信議長)の6月定例会は18日、上門孝子、大石行英、東内原とも子、石垣三雄、砥板芳行の5氏が一般質問を行った。当局側は、4月22日に行われた全国学力・学習調査で小学校6年の国語・算数の正答率が県平均を上回っていると報告したほか、大浜地区の国指定史跡フルスト原遺跡南側エリアの一部を2017年ごろに公園として開放できるとの見通しを明らかにした。

 学力調査結果については上門、砥板両氏が学力向上対策に関する質問で取り上げた。答弁などによると、小学6年生の国語・算数の平均正答率は、本年度と同様に対象学年全員に行った21年度と比較して13.6ポイントと大幅に伸び、県平均を0.8ポイント上回った。都道府県の点数など詳細は、文科省が8月に公表する。

 成底啓昌教育部長は「子どもたちの頑張りと教職員の力が大きかった」と述べ、朝の帯びタイム、ICT機器の活用、教材研究、クラブ活動前の隙間学習などで学習意欲が高まったと分析。隙間学習に参加する児童は、当初の209人から485人に増えているという。

 上門、砥板両氏は「玉津教育長の冠鷲プロジェクトで効果を上げている」と評価した。

 フルスト原遺跡保存整備事業は1993年度の開始から21年目。上門氏が活用について質問し、成底部長が「遺跡整備委員会の短期計画案によると、2017年ごろには南エリアを公園として部分開放できる」と答弁した。同事業の完了年度については、計画の見直しの中で確定できるとの考えを示した。

 上門氏は「観光スポットにもできる」として大浜公民館前道路とフルスト原遺跡をつなぐ「オヤケアカハチ歴史ロマンロード」を提起、玉津博克教育長は「いろんな予算を駆使して整備したい」と意欲を示した。

 ほかに、大石氏が取り上げた「いじめ虐待防止条例」の制定について、年度内に基本方針を策定する方針が示された。

 東内原氏は「1日40~50人の観光客が訪れる」として白保海岸船着き場付近にトイレ設置を要望。大得英信観光文化スポーツ局長は「観光地としての位置づけの可能性を調査し、一括交付金の活用を視野に調査したい」と答えた。


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