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水難多発、今月6件も 観光客に注意喚起

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 今月に入り、郡内で水難事故が多発している。石垣市消防本部と石垣海上保安部のまとめによると、11日時点ですでに昨年6月期と同数の6件の事故が発生。本格的なマリンレジャーシーズンとなる7月から10月にかけ例年、水難事故が多発する傾向にあることから、海保や市消防は住民や観光客へ注意を喚起している。

 両部のまとめによると、水難事故は今年に入って1月から今月11日までに11件発生。昨年6月末時点を1件上回っている。昨年の月別発生状況は6月6件、8月5件、9月4件、10月に5件と4カ月間で20件の事故が発生しているだけに注意が必要だ。

 一方、今月4日には市内のホテルのプールで父親が目を離したすきに、5歳の女児がプールに沈んでいるのが発見され、心肺蘇生法で一命を取り留めるという事故があった。8歳以下の子どもの水難事故は昨年、一昨年(多良間村の事故含む)ともそれぞれ3件起きており、市消防本部は「子どもの事故防止は周囲の大人が見守ることがなによりも重要」と話している。

 また、今年は11件中2人、昨年は27件中10人、一昨年は17件中4人が水難事故で死亡していることから、市消防の大工嘉広消防長は「観光で短い旅程のなか、海に不慣れな状態で事故に遭っている状況がみられる。体調の悪いときは海に行かず、天候にも注意を払ってほしい」と話し、海保や警察と緊密な連携を図り、事故防止を図ることにしている。

 海保は「リーフカレントなどに注意し、沖合には行かないでほしい。リーフ際や時間帯、潮の流れに警戒してほしい」と話した。


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