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防災意識に変化80%超 竹富町婦人連合会

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「我が家・地域の防災対策」をテーマに意見発表を行った第34会竹婦連大会の「ゆんたくしょーら」=14日午後、町離島振興総合センター

 【西表】竹富町婦人連合会(上勢頭享子会長)は14日、町離島振興総合センターで開いた「第34回竹婦連大会」で、今年5月に全会員284人を対象に実施した防災アンケートの結果を公表した。それによると、東日本大震災を機に防災意識が変わったと答えた人が全体の80%を超え、防災について家族で話し合った家庭も120世帯と60%に達していることが分かった。調査は各地域の防災意識を調べるため5月上~中旬に実施、200人が回答した。

 同大会の意見発表会「ゆんたくしょーら」で、アンケート結果が報告され、服部貴美子副会長は「地域、家庭において高い防災意識を持っている。行政にお願いするだけでなく、公民館や学校とも話し合って避難訓練などを実施してほしい」と述べた。

 アンケートでは、家族で避難場所を確認している家庭は111世帯で約55%、保育所、幼稚園、学校との確認については81人で約40%、避難場所を把握している人は170人で85%となっている。

 集計意見では震災後、「いつ何が起こるか分からない」「いざというときの準備を」「以前より地震・津波を意識するようになった」「関心が強まった」と多数の意見が寄せられ、「家族で避難場所・経路を確認した」という回答も多かったという。

 「我が家・地域の防災対策」をテーマにした意見発表では、祖納公民館が独自に実施している避難訓練の紹介などもあり、上原連合婦人会の國岡京子さんは「避難場所などについて学校や幼稚園とも話し合っていきたい」、干立婦人会の長澤智子さんも「地域で避難訓練を行って、取るべき対応を検討していきたい」と意見を述べた。

 同大会ではこのほか、講演会や各種分科会、交流会なども開かれ、来場した10単位婦人会の会員130人は防災や各種文化活動に理解を深めながら、年に1度の交流を楽しんだ。


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