ダイビング船や遊漁船の係留施設として浜崎町船だまり西側で、石垣市が整備を進めてきた石垣漁港フィッシャリーナがこのほど完成した。市は、開会中の市議会6月定例会で使用料を定めた後、供用開始する予定だ。
市水産課によると、石垣漁港はダイビング船や遊漁船などが増大し、漁港内の安全に支障をきたしているという。特に台風時には避難場所の確保をめぐってトラブルが絶えないことから、フィッシャリーナを整備することで遊漁船を集約し、漁船とのすみ分けを行う。
完成した施設は小型船用の浮桟橋47㍍、中型船用の浮桟橋85㍍を有し、それぞれ14隻、34隻の係留が可能となる。陸上の駐艇場は23隻分。道路護岸60㍍も整備した。
2009年度に着工し、約6億3000万円を投入した。一括交付金の活用により1年前倒しで供用開始が可能となった。