10日午前8時10分ごろ、八重山保健所前に子犬3頭(推定生後2カ月)が段ボール箱に入れられて捨てられているのを出勤した職員が見つけ保護した。
石垣市内では今年4月から今月10日までに5件の捨て犬や捨て猫が確認され、保健所では「動物を飼う時は最後まで責任を持ってほしい」と呼びかけている。
捨てられた犬や猫は、ほとんどが生まれて半年もたっておらず、同保健所の担当者は「繁殖期に犬や猫が生まれ、増えすぎて飼えなくなり、捨てていると思う」と話す。
動物の遺棄は「動物の愛護および管理に関する法律」で100万円以下の罰金が科せられる。
保健所では、むやみに増やさないよう避妊や去勢手術、放し飼いしないなどの対策を呼びかけている。
保健所での子犬の抑留期間は5日間。期限を過ぎた場合は南城市の動物愛護管理センターに送られ、譲渡や殺処分などの措置が取られる。
これまでに確認された捨て犬・猫は4月30日(石垣)子犬3頭▽5月19日(大浜)母犬1頭と子犬4頭▽同23日(同)子犬2頭▽6月4日(石垣)子猫1頭▽同10日(保健所敷地内)子犬3頭。