【西表】八重山を代表する夏の味覚、パインアップルとマンゴーのゆうパックの出荷が始まった。7日、西表郵便局(赤山健治局長)では西表島パイン・マンゴーゆうパックの出荷式が行われ、生産農家や関係者らが本格的な出荷開始を祝った。同局では今年、昨年実績を2000ケース上回る2万8000ケースの出荷を目標にしており、八重山郵便局でも20日に同出荷式を行う予定で郡内のパイン・マンゴーの出荷が本格化する。
同局のゆうパックはパインが1987年、マンゴーは95年からスタートしており、2012年は2万7000ケースを取り扱ったが、昨年は台風の影響で2万6000ケースに減少。今年は2万8000ケースを目標にしている。
出荷式では赤山局長が「パイン・マンゴーの出荷は年間の郵便取扱量の約8割を占める郵便業務の要となっている。西表島産パインは高い評価を受けており、生産者の力になれるように全国各地の西表島ファンのもとへ丁寧、迅速に届けていきたい」とあいさつ。
日本郵便沖縄支社の香川義隆支社長も「郵便局と生産者の皆さんが手を携えて高品質のパインを全国各地に届けていきたい」と述べ、アトラクションでは西表西部地区で活動しているフラダンスサークル「リノレオ」の華麗な踊りや、白浜青年会の「白浜かりゆし太鼓」が披露された。
竹富町農林水産課の野底忠課長、生産農家を代表して平井伯亭さん(27)=中野=があいさつした後、テープカットとゆうパックの引き渡しが行われ、来場した生産農家や関係者らが本格的な出荷開始を祝った。
西表島内のパインは6月下旬から7月上旬がピークになる見通し、マンゴーも6月下旬から8月上旬に出荷のピークを迎えるという。