石垣市西部地区初となる幼保連携型認定こども園「石垣市立かびらこども園」(清水恵子園長・園児34人)の開園除幕式が1日午後、同園で行われ、園児や保護者、関係者らが集い、施設の新たな出発を祝った。
昨年度で閉園・閉所となったわかば幼稚園、川平保育所が統合した施設。昨年11月に川平保育所が移転・開所し、1日から0~5歳児を対象とした幼保連携型施設としてスタートした。0歳児から受け入れ可能な公立認定こども園は市内初となる。
式では中山義隆市長と清水園長、3~5歳児の園児10人が一緒になってプレートの除幕を行った。その後園児らが「スタートソング」のダンスを披露し、盛り上げた。
中山市長はあいさつで「就学前の子どもたちの教育・保育を担うとともに西部地域における子育て支援の拠点として新たな歴史を創っていくことを期待している」と述べた。
清水園長は「川平は郷土芸能はもちろん、国際色豊かでエネルギーのある地域。世界に羽ばたいていく子がたくさん育つことを願う。子どもたちが持っている力や個性を存分に発揮できるよう後押しできたら」と語った。
昨年度までわかば幼稚園に通っていた大浜沙環さん(5)は「お友達と遊べるのが楽しみ。鉄棒で逆上がりができるようになりたい」と笑顔。母・由美子さんは「(幼保連携型は)へき地ではなかった施設なのでありがたい。給食があるのは本当に助かるし親としても安心」と語った。